秀栄建装株式会社

BUILDING REGENERATION PROFESSIONAL

NEWS

2021.6.11

物の価値

現在進行している現場の一つです。

庇 見付パネルです。
3枚分ぶつけた跡があり、業者さんに見積もりをお願いして、施主様に確認をしてもらい、打ち合わせで交換となりました。
景気の良かった時に建てた建物らしく、パネルはホーロー建材です。
とても高価で、こちらの建物で当時でしたら、見付パネル、玄関ホール廻り諸々で数百万円する代物だそうです。一見すると何十年も経っているとは感じさせないくらい綺麗です。
ホーローとは
琺瑯(ほうろう)は、鉄、アルミニウムなどの金属材料表面にシリカ(二酸化ケイ素)を主成分とするガラス質の釉薬を高温で焼き付けたもの。難解な漢字のため「ホーロー」と表記されることが多い。辞書引用。
今回は、ボンデ鋼板での取付になりました。

上写真は、下地処理の状況です。
ALC板で、通常なら板目地の増し打ちシーリングでよいのですが、ALC板でひび割れが入ってはいけないところに発生していて漏水を引き起こしておりましたので、シール工法にて下地処理を行いました。
シール工法
グラインダーで溝を作り、そこにシーリング処理した上、ポリマーセメントにて壁面までならす工法。
背中にしょってるのは掃除機です。
グラインダーと連携していて、ALC粉が黙々舞い、近所迷惑になるのを防いでいます。

もちろんALC板目地はすべて増し打ちシーリングを施しました。